『地域・人と共に歩む100年 ~変わらないために変わる~』経営者講演会 ~2年生~
■2021-11-24
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11月24日(水)5・6校時、2年生全員を対象に経営者講演会を実施しました。株式会社 角濱総本舗 専務取締役の角濱功治氏に「地域・人と共に歩む100年 ~変わらないために変わる~」というテーマでお話をいただきました。角濱総本舗は、創業100年を超える和歌山県高野山の老舗胡麻豆腐店です。
この経営者講演会は定期的に実施しており、2年生は昨年に、クラウドファンディングにおいて電動バイクのプロジェクトで大成功を収めたFINE TRADING JAPAN代表・glafit株式会社 代表取締役CEOの鳴海禎造氏による講演を聞きました(講演の様子はコチラ)。
最初に、特進Sコースの「経営者によるレクチャー」で講師をしていただいている一般社団法人関西ニュービジネス協議会の谷岡樹氏が登壇し、「今日の講演で一番聞いてほしいのは、彼がこのコロナ禍の経営でどういったことを学んだのかということ。そういった話から得たものを、ぜひ皆さんの今後に活かしてほしい」と生徒に伝え、角濱氏にバトンタッチしました。
講演は角濱氏の生い立ちから始まり、角濱総本舗のある高野山の紹介や歴史、最初は農業から始まり、現在は胡麻豆腐の製造や飲食店をオープンするまでになった角濱総本舗の沿革、時代が変化する中で生じる問題、それに対して取り組んだことなど、多岐に渡りました。高校生向けに、動画での紹介やユーモアに富んだ展開、TVやメディアに取り上げられた話や有名人の参拝客との話など、楽しくお話をしていただきました。
その話の中で角濱氏は起業家になるため、また実際に起業した時に大切なことや持っておくべき考え方について以下のようなポイントを挙げ、たくさんのヒントを伝えてくれました。
「人が困っていることを補うことが、ビジネスチャンスに繋がる」
「できるだけ多くの人とつながりを持つことで、それが新しい発見と新たなつながりを生む」
「自分以外の誰かを思って行った無駄は決してムダではなく、それが財産になる」
「難が無い人生は『無難』だが、困難や難題にぶつかったときに『有難い』と思える心を持つ」
「夢について考える時、何になりたいかではなく『どうやって人を喜ばせたいか』を考える」
「儲けるためではなく、如何に喜んでいただいたかの心が大切」
また、まとめとして、
「夢を叶えるための形(手段)は変わっても叶えたいもの(笑顔)は変わらない」、だから「変えてはいけないもののために自らが変わる」ことが大事だと想いのこもった言葉で締めくくられました。最後には質問コーナーがあり、新型コロナウイルスの影響で業績にどれほどの変化があったか、一日にどれほどの胡麻豆腐を作っているのか、1番人気の胡麻豆腐のアレンジなどを教えていただきました。
今回の経営者講演会を通じて、実際の経営者の方によるリアルな内容の話を聞くことができ、生徒たちとって大変有意義な時間を過ごすことができました。今後も様々な経営者をお招きして、「社会がどう変化しているのか」、「どのような想いで働いているのか」を理解し、先を見据えた高校生活を歩めるよう、また生徒たち一人ひとりのアントレプレナーシップ(起業家精神)を養うよう取り組んでまいります。