計画を立て、有意義な春休みを ~3学期修業式・離任式~
■2021-03-19
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3月19日(金)、令和2年度3学期の終業式を行いました。1・2年生から各代表生徒への通知表授与・校長表彰の後、終業にあたって校長先生から話がありました。
校長先生の話
今、1・2年代表に修行を認定する通知表を渡しました。皆さんは、4月からそれぞれ学年が進み、2年生、3年生に進級し、新しく入学してくる1年生の先輩になります。先輩として新入生の模範になるという心構えを持ってください。
皆さんも先輩に続いて、目標に向かって努力してください。2年生の大学等進学希望者は、小論文講座に出席したり、自学自習に取り組み、志望する大学等の合格に向かって努力してください。就職希望者は、就職講座に出席したり、一般常識を身につけるなど、希望の会社等に合格できるために必要な取り組みをしてください。
新しい学年に進級するにあたって、この春休みに次のことを心がけてもらいたいと思います。
1. まず「春休み中の計画を立てる」ということです。計画を立てることによって、充実した日々が送れます。何をするにも、健康第一です。ウイルスに負けないためには体力が大事です。それには就寝時刻、起床時刻を一定にして規則正しい、リズムのよい生活を心がけ、適度な運動をしてください。この機会に小説、新聞などを読んで、文学に慣れ、知識を豊富にし、自分の考えや意見を身につけ、小論文や作文が書ける力を養ってください。勉強と遊びのけじめをつけ、一日一日を大切に過ごすことが大切です。
2. 新型コロナウイルスに感染しないよう、以下の予防策を講じてください。
1. 「密集」「密閉」「密接」の三つの密をできるだけ避ける
2. 人の集まるところでは、マスクを着用する
3. 外出して何かを触ったら、石鹸で手を洗うか、除菌するまで目・鼻・口を触らない
4. 部屋の換気をする
5. 毎日熱を測る
6. 適度な運動を心がける
3.国の地震調査委員会の研究によると、30年以内に「南海トラフ」を震源とするマグニチュード8~9クラスの地震が発生する確率は、70~80%と予測されており、いつ発生してもおかしくない状況といえます。今年の3月15日に起きた和歌山県内の地震は、M4.6でした。ここ3か月、沖縄周辺でフィリピン海プレートが原因でユーラシアプレートがずれたり、割れたりする地震が頻発しています。これは大地震の前兆かもしれませんので、備えを十分にしておかなければなりません。
1995年1月17日に発生した 阪神淡路大震災における死者は6,434人、今年で10年目を迎える2011年3月11日に発生した東日本大震災での死者と行方不明者は、2万2,200人に上ります。地震が起きた時の備えとして、避難グッズを用意したり、家族と待ち合わせをする場所を決めておくことも大切です。
4. アメリカの長者番付において、3年連続1位になった「アマゾン」の共同創設者であるジェフ・ペゾス氏は、『アマゾンの企業文化は、「調和」と「情熱」ですが、どちらかを選ぶとすれば、我々は「情熱」を選ぶ』といっています。皆さんも様々なことに興味や関心、好奇心をもってやってみようと思うことを見つけ、それに向かって情熱をもって挑戦してください。
学年が変わるという節目の時に、「興味のあること」に積極的に取り組み、有意義な春休みを過ごし、4月に入学してくる後輩に対していい見本が示せる先輩になるよう心を新たにしてください。全員元気で、新学期に登校してくれることを楽しみにして、修業の言葉といたします。
続いて離任式が行われ、今年度で退職される先生方が紹介されました。修業式の後に行った壮行会・表彰伝達については別の記事に分けておりますので、こちらをご覧ください。