『地域・人と共に歩む100年 ~変わらないために変わる~』経営者講演会 ~2年生~
■2020-11-25
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11月25日(水)5・6校時、2年生全員を対象に経営者講演会を実施しました。株式会社 角濱総本舗 専務取締役の角濱功治氏に「地域・人と共に歩む100年 ~変わらないために変わる~」というテーマでお話をいただきました。角濱総本舗は、創業100年を超える和歌山県高野山の老舗胡麻豆腐店です。
この経営者講演会は、先月10月7日にも1年生全員を対象に行いました。前回はクラウドファンディングにおいて電動バイクのプロジェクトで大成功を収めたFINE TRADING JAPAN代表・glafit株式会社 代表取締役CEOの鳴海禎造氏にお越しいただきました(講演の様子はコチラ)。
最初に、1年特進Sコースの「経営者によるレクチャー」で講師をしていただいている一般社団法人関西ニュービジネス協議会の谷岡樹氏が登壇し、「9割の会社は起業してから10年以内につぶれていて、10年経って残っている会社は1割に満たない。では、100年以上続いている会社はなぜそれだけ続いているのか、今日お越しいただいた角濱氏の講演を聞いて考えてみてほしい」と生徒に伝え、角濱氏にバトンタッチしました。
講演は角濱氏の生い立ちから始まり、角濱総本舗のある高野山の紹介や歴史、最初は農業から始まり、現在はごま豆腐の製造や飲食店をオープンするまでになった角濱総本舗の沿革、時代が変化する中で生じる問題、それに対して取り組んだことなど、多岐に渡りました。高校生向けに、動画での紹介やユーモアに富んだ展開、TVやメディアに取り上げられた話や有名人の参拝客との話など、楽しくお話をしていただきました。
その話の中で角濱氏は起業家になるため、また実際に起業した時に大切なことや持っておくべき考え方について、
「日常生活の中で目にするもの、耳にするもの、触れるものすべてにアンテナを張る」
「人が困っていることを補うことが、ビジネスチャンスに繋がる」
「できるだけ多くの人とつながりを持ち、お互いがお互いを支えあう」
「誰かを思って楽しんで行った無駄は決してムダじゃない」
「何事にも積極的に挑戦することで、多くの刺激がもらえる」
「儲けるためではなく、如何に喜んでいただいたかの心が大切」
など、たくさんのヒントを伝えてくれました。
また、まとめとして、
「夢を叶えるための形(手段)は変わっても叶えたいもの(笑顔)は変わらない」、
だから「変わらないために変わる」ことが大事だと想いのこもった言葉で締めくくられました。
最後に代表生徒より、お礼の言葉を伝えました。
「経営者は会社を起業するというだけでなく、地域や街の様子、人とのつながりなどたくさんのことに視野を広げていかないということが分かりました。私たちも今日の講演を忘れず、将来に活かせるようにしたいと思います」
今回の経営者講演会を通じて、実際の経営者の方によるリアルな内容の話を聞くことができ、生徒たちとって大変有意義な時間を過ごすことができました。今後も様々な経営者をお招きして、「社会がどう変化しているのか」、「どのような想いで働いているのか」を理解し、先を見据えた高校生活を歩めるよう、また生徒たち一人ひとりのアントレプレナーシップ(起業家精神)を養うよう取り組んでまいります。