入学式 ~目標を定め、夢と希望に向かって挑戦する~
■2022-04-07
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通学路の満開の桜の下を、真新しい制服に身をつつんだ新入生が登校してきました。教職員が拍手で迎える中、担任の先生の引率で新入生367名が体育館に入場し、入学式が始まりました。
最初に校長先生からの式辞がありました。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。春の花々が美しく咲いている本日ここに、令和4年度の入学式を367名の新入生を迎えて、各ご家庭1名に制限の中ではさせていただきましたが、保護者の皆様にご参列いただいて挙行できますことを誠にうれしく存じます。
本日、ここに希望と期待に胸をふくらませて、本校に入学した新入生の皆さんの喜びもさることながら、私達教職員、在校生全員が皆さんの入学を心より歓迎しております。皆さんは数多い高等学校の中から、神戸星城高等学校を選び、見事、合格を勝ち取って本校に入学したのです。皆さんは本校入学を期に、様々なことにチャレンジし、自分の持っている潜在能力を大きく伸ばして下さい。
皆さんは、数多くの中学校から本校に入学してきたのですから、それぞれ違った校風の中で学校生活を送ってきたことと思います。しかし、本校の生徒になったからには、1日も早く本校の校風になじみ、本校の生徒としての自覚と誇りをもって、勉強や部活動などに励んでください。今、ここに真新しい制服を着た皆さんは星のように輝いています。
神戸星城高校という校名は、生徒を”星”にたとえ、生徒一人ひとりの可能性のきらめきを示す“星”と生徒が個性と能力を伸ばしていく学び舎としての“城”を表しています。本校は昭和4年(1929年)「社会に役立つ実践的な人間を育てる」という建学の精神に基づいて創立されました。皆さんは、創立92年の歴史と伝統のある本校に縁があって入学したのです。今日からはプラス思考で様々なことに積極的に挑戦して新しい未来を造り上げてもらいたいと思います。本校は特色のある商業高等学校であり、歴史と伝統を受け継ぎながら、時代の変化に対応し、社会の要望に応え、皆さんを心豊かで様々な知識と技能を持った現代人に育てるために、真剣に指導致します。
これからの時代は、AI(人工知能)の進化により、今ある仕事がなくなり、新しい仕事が生まれ、多くの人がAIの苦手な仕事に就くことになります。商業高校である本校は、普通科目の学習に加えて、商業科目を学習する中で、経済に関する基礎的な知識・技能を習得し、商業が社会で果たしている役割など経済社会の現状を学ぶことができ、未来社会で活躍できる発想力や想像力を培い、将来の仕事に必要な多くのことを学ぶことができます。
新入生の皆さん、今日は、皆さんにとって最も意義深い節目の日です。竹は節があるから、強くしなやかに育ちます。人間も、人生の節目がしっかりしている人ほど、大きく成長すると言われています。新入生の皆さんは、入学という大きな節目の日に目標を定め、夢と希望に向かって様々なことに挑戦し、充実した高校生活を送ってくれることを願って入学式の式辞といたします。」
育友会会長によるご祝辞では、「3年間は長いようで、月日が過ぎ去るのは早いものです。3年後にみなさんが自信を持って、笑顔で未来へとはばたいていけるように、悔いのない高校生活を過ごすことを願っています」と激励の言葉をいただきました。
最後に新入生の代表生徒が登壇し、「憧れの先輩方に少しでも近づけるよう、勉学はもちろんのこと、部活動や行事に励み、一日一日を大切に過ごして参ります。そして、共に学ぶ仲間たちと切磋琢磨し、一歩一歩確実に成長できるよう精進していきます。」と、新たに始まる高校生活への想いを胸に、誓いの言葉を述べました。
本日は、各ご家庭1名までと制限をさせていただいての実施となりましたが、多くの保護者の方々にお越しいただき誠にありがとうございました。これからも本校教育にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
今後の予定ですが、明日4月8日(金)に全校生が集まる始業式、土日を挟んで11日(月)は課題・実力考査、12日(火)は校内オリエンテーション、13日(水)は健康診断、14日(木)は避難訓練・学級委員任命式があります。来週から本格的に高校生活が始まりますので、入学のしおり・生徒手帳「良志久」・本日の資料等の内容を頭に入れ、良いスタートがきれるようにしましょう。