神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

　11月13日（土）、特進Sコースの1年生を対象に、三菱電機株式会社の方にお越しいただきITエレクトロニクス講座を行いました。普段身近にある電気製品を構成する機械部品、電気部品、電子部品の説明や、中核部品となるLSI（大規模集積回路）について、実際に携帯電話を分解して仕組みを観察しながら、それぞれどういう働きをしているか詳しく解説をしていただきました。さらに電子機器には欠かせない半導体について、材料となるシリコンを使ってどうやって作られるか、そしてその半導体を使ったLSIが２進数で情報を処理する方法など、かなり技術的な内容も知ることができました。

　続いて、携帯電話の次に現在普及しているスマートフォンの中身を写真で見てみました。そうすると、現在主流のスマートフォンは海外製のものが多いものの、中身を見てみると構成されているカメラのセンサーやコンデンサー、スイッチなどの部品は国内メーカーのものが多く、それはスマートフォンに限った話ではないようで、一見海外の製品でもその中では日本の技術が生かされているということがわかりました。

　今回の講座で、身の回りにある電気製品がどういう仕組みで動いているのか、また日々何気なく使っているスマートフォンにどれだけの技術が詰め込まれているかなど、普段あまり学ぶ機会のない半導体技術について知見を広げるいい機会になりました。本日お越しいただいた講師の皆様、ありがとうございました。