タネノチカラ Seedbed Project (SDGs 探究プログラム)
■2021-08-19
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星城サマーキャンプ2021の一環として、1年生15名、2年生8名でタネノチカラ Seedbed Project (SDGs 探究プログラム)に行ってきました。
淡路島で体験 タネノチカラ Seedbed Project
~農を通じた持続可能な社会の実現に向けた取り組み~
研修内容
・セミナー
・フィールドツアー
・昼食(あわじ花さじき にて)
・体験(土づくり、にわとり、堆肥づくり)
・グループワーク(豊かさワーク、共有)
・振り返り
到着後すぐに何も話さずに10分間各自で農地を散策。その後セミナー、フィールドワークが始まりました。
~服と土~
服は土の消費の上に成り立っており、販売されている服全体の2割しか消費されていない。残りの8割は燃やされている。だから、服の焼却処分はCO2を排出しており、地球温暖化に直結している。なのに、なぜこんなに服を売っているんだろうか?
~にわとり~
一般的な農家のニワトリは、1日に0.9回卵を産まされている。これは、ニワトリにとって精神的にも身体的にも苦しいため長生きできない。
~土の作り方~
炭素:枯れ葉(燃えそう)+窒素:生ごみ(腐りそう)→25:1の割合でおいておけば土ができる。(コンポスト)「学校でもできそうですね。」という生徒の声もありました。
~ウッドチップ(木のくず)~
炭素と窒素が25:1の割合で構成されており、土の材料となるためすごく便利である。
~ウッドチップ大会~
3チームに分かれて畑の畝を作る競争をしました。ウッドチップを運び、畝を作りその上に草をのせます。速さとできばえを競いました。「楽しい!」と言いながら一輪車でウッドチップを運んで盛り上がっていました。
~ニワトリと休憩~
ニワトリを触らせてもらいました。みんな積極的ににわとりと触れ合っていました。
~落ち葉ひろい~
みんなで落ち葉を集め、堆肥作りをしました。
~マンダラートを活用して豊かさについて考える~
一人ひとり豊かさについてマンダラートを作成しました。作成したマンダラートをもとにグループで話し合い、自分たちが欠かせないものを軸にして10年後にどのような社会を生きていきたいかについて発表しました。
~金子代表からのお話~
・ITの発展の先に未来はあるのか?
現段階では、脳にホルモンを送り込んで幸せを感じ続けられるところまできている。
これに対して、自分はどう生きたいかを考えないといけない。
・伝える大切さ
自分が大切だと思ったことを伝える。
1人が2人に伝え、その1人が2人に伝え広めていくことが大切。
・最後に
「自ら行動し課題を発見していく姿勢を大切にしてほしい」と締めくくられました。
暑い中でしたが、生徒たちは熱心に話を聞き積極的に質問を投げかける姿が見られました。農を通して持続可能な社会の実現に向けた学びができました。生徒たちにとって普段なかなかできない体験ができ、有意義な一日となりました。
※ 写真の一部を加工しています。