目的意識を持ち、目標に向かって ~1学期終業式~
■2021-07-20
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7月20日(火)、令和3年度1学期の終業式を行いました。3年生は講堂に集まり、1・2年生は各HR教室にプロジェクターでの投影と校内放送を通して行いました。終業にあたって、校長先生から話がありました。その後、生徒指導部長より夏休みの過ごし方の話があり、各HRでは担任から通知表が渡されました。
校長先生の話(抜粋)
新型コロナウイルスの感染者がなかなか減少しない中で、3年生だけが講堂に集まっての終業式となりました。明日からの夏休みを有効に使うためには、計画を立てることが大切です。まずは自分のしたいことを見つけて、それを行ってください。人間は好きなことで大切であったり、必要なことは頑張れますが、その反対に嫌いなことでも大切であり必要で、やらなければならないこともあります。3年生は進路対策、1、2年生は自分の好きなことややりたいこと、または大切であり必要なことに取り組んでください。過去に成功した人は、自分にとって大切であり、必要なことを頑張ったから成功したのです。今、やらなければならないことに目的意識をもって、目標を設定して頑張ってください。
7月23日に東京オリンピックが開催されます。新型コロナウイルスの世界的な流行の影響で、昨年の4月以降の国際大会は次々と延期や中止、東京オリンピックも延期となりました。これによって目標を失いかけたアスリートが少なからずいます。卓球女子のオリンピック日本代表、伊藤美誠選手もその一人です。伊藤選手は新型コロナウイルスによるパンデミックの中、国際卓球連盟が昨年11月に中国で開催したワールドカップに出場し、見事3位に入賞しました。しかしながらこの中国遠征は38日間に及び、防護服の警備員に監視され、2週間の完全隔離生活、毎日のPCR検査など、極限の環境の中で大会に臨んで勝ち得たものでした。伊藤選手は、「自分が努力できるのは目標があるからです。目標をもって日々生活する私にとっては、それが一番です」と語っています。皆さんも今やらなければならない目標に向かって全力で取り組んでください。
人間は誰でも悩み事があり、人間だから悩むのです。一人で悩まず、周りの人に相談してください。どんなに悩んで苦しんでも、自分で自分の命を絶ってはいけません。大切であり尊い「いのち」は、過去からつながり未来につなげる使命があります。皆さん一人ひとりが夏休み中いろいろなことに興味や関心を持ち、目標をもって何かに取り組み、有意義に時間を使い、新型コロナウイルスに感染しないように注意して、全員元気で2学期の始業式に登校してくれることを楽しみにして、終業の言葉と致します。