ご卒業おめでとうございます ~第64回卒業証書授与式~
■2021-02-24
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2月24日(水)午前10時より、本校講堂にて「第64回卒業証書授与式」が挙行されました。厳粛な雰囲気のなか「君が代」斉唱から始まり、最後はサプライズで生徒会役員から家族へのお礼のメッセージもあり、涙ながらもとても良い表情をした410名が本日卒業しました。
卒業証書・賞状授与に続き、校長先生の式辞では「今後の社会では、新型コロナウイルス感染症の影響により、人の代わりにAI(人工知能)を利用したサービスや仕事が増えていきます。そのように社会が変わっていく中で必要となるのが、新たな変化を生み出せる能力を持つ人間です」「これからの新しい時代に生活する皆さんは、様々なことに好奇心を持ち、柔軟な思考で『やればできる』の信念をもって新しいことに挑戦してください」「人間は社会の中で生活し、誰かの役に立つために生き、誰かが自分のために生きてくれています。自分を大切にするように、人も大切にして、個性や特性を発揮し、社会に役立つ人間になってください」「皆さんが今後人生を歩んでゆく中で、迷ったり、悩んだときにはいつでも母校を訪ねて来てください。また、時々元気な顔を見せに戻ってくるとともに、後輩の指導にも来てもらいたいと思います」といった話がありました。
在校生代表の生徒による送辞では、「先輩方は、私たちにとって目指すべき、そして超えるべき存在として多くの勇姿を記憶に残してくださいました」「開催が心配された体育大会では、最終演技のソーラン節で、先輩方の気迫あふれる演技に圧倒されました」「いつも優しく、時に厳しく、そして丁寧に多くのことを教えてくださった先輩方には、感謝の気持ちでいっぱいです」と、体育祭などでの思い出、先輩方の頑張りに勇気づけられたことなどを述べました。
続く3年生の卒業生代表答辞では「入学してすぐに行われた宿泊オリエンテーション。初めて出会った仲間と団結し、声を出し合ったあの日が懐かしく感じられます」「みんなで作り上げた学園祭、広大な大自然の中で5日間を過ごした修学旅行、仲間と過ごした充実した日々が続いていました。しかし、3年生になった私たちを待ち受けていたのは、新型コロナウイルスの流行でした」「『京都への校外学習は?最後の学園祭は?受験はどうなる?』多くの不安が、私たちを襲い、やり場のない怒りがこみ上げてきました」「そんな中、唯一行えた体育大会では、後輩たち、そしてお世話になった先生方の前でソーラン節を踊るという夢を実現させることができ、法被に背負った『舞』という字の如く、みんなの心を一つにソーラン節で舞うことができました」「家族より一緒にいる時間が長かった分、先生方がそばにいてくれることが当たり前だと思っていました。だからこそ甘えてしまい、幼い私たちはなかなか素直になれませんでした。でも、先生方は私たちに寄り添い、今日まで支え続けてくれました」「これからも星城生らしく、後輩たちの良い手本となれるよう、先生方への恩返しをしていきます。わがままばかりの私たちを3年間支えてくださり、本当にありがとうございました」など、3年間の思いや3年生全員の思いを総まとめにして述べました。
卒業生退場の直前、学年主任より、学年全員に向けた最後の話がありました。
「君たちは、これまで誰も経験したことのないような1年を、高校3年生という人生において大切な節目となる時期に過ごすこととなりました。校外学習、学園祭、芸術鑑賞会やテーブルマナー講習会など、多くの行事を行うことができませんでした。でも、今日こういう形で無事に卒業式を迎えられて本当に良かったと思います。この1年で、君たちは日常の大切さやありがたみといったものを再認識することができたのではないかと思っています。これからは当たり前の日常に感謝する気持ちを忘れずに、この1年で溜めたパワーを次のステージで遺憾なく発揮してほしいと思います」
そして最後に、生徒会役員よりサプライズがあり、カメラの向こう側にいるお父さん、お母さんへ、普段ではなかなか言えない感謝の気持ちを涙ながらに述べました。
式後、最後のホームルームがあり、クラスによってさまざまですが!作成したクラス動画を鑑賞したり、先生からのサプライズプレゼントがあったり、生徒たちから寄せ書きやサプライズイベントで、先生を泣かせる風景が見受けられました。
別室ではありますが、本校まで足を運び参列していただいた保護者の皆様、誠にありがとうございました。生徒達が無事に卒業することができたのも、ひとえに保護者の皆様のおかげです。卒業生の皆さん、卒業後も土産話を持ってぜひ神戸星城高等学校に足を運んでください。本日はご卒業本当におめでとうございます!