神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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ニュース・部活動情報

「価値を付与する力」を磨く ~経営者によるレクチャー③(特進Sコース)~

2020-09-09

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 9月9日(水)6校時、1年生特進Sコースの生徒を対象に、一般社団法人関西ニュービジネス協議会の副会長で、八戸ノ里ドライビングスクールの代表取締役でもある谷岡樹氏に講師としてお越し頂き、全6回のうち第3回目となる「16歳からの起業塾」というテーマの授業が行われました。

 最初に、新型コロナウイルスの影響もあり、様々な場所でよく使われているインターネット会議システム「ZOOM」についての話がありました。創立者であるエリック・ヤンは20歳のときに遠距離恋愛をしており、恋愛相手と気軽に会話できないかとテレビ電話を思い立ち、大学を卒業後シリコンバレーに渡り、ZOOMビデオコミュニケーションズを設立したように、そういった日頃生活する中で感じる不平不満はビジネスチャンスにつながると話されました。

 続いて、「企業理念について調べる」という課題に対して生徒が取り組んできた内容に触れました。森永製菓について調べてきた生徒の「何気なく食べているお菓子のお金がボランティア活動などに使われていて、社会に貢献しているいい会社だと思った」という意見や、明治製菓を調べた生徒の「貢献活動を広く行ったり、いろんなものに挑戦してきたから100年も企業が続いてきたのだと知り、その取り組みに感銘を受けた」という意見に、講師は「高校1年生とは思えない」と驚きながら、「『自分の会社の商品をたくさんの人に買ってもらって儲けたい』という気持ちだけでは会社や企業は長く続かない。世の中にどれだけ社会貢献したかということも消費者は見ている」と、ただ単に商品を作って売っているだけでは長く生き残らないということを説明されました。

 次に、「こんな起業もあったのか!~事例編~」ということで、実際に起業して成功した事例が紹介され、その中でサッカー選手の本田圭佑が取り上げられました。本田選手はアメリカの4大スポーツ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボー ル、アイスホッケー)にサッカーが入っていないことから、アメリカでサッカーを広めるためにサッカースクールを立ち上げ、現在では国内外に80以上のスクールをもっています。その上で講師は「これからビジネスプランなどを作る際に、まずは自分の好きな分野で何かできることがないか考えてほしい」と生徒に伝えました。その他にも「地域を活かした起業の事例」や「価値の違いで起業の事例」なども取り上げられました。

 最後に、「起業家に必要なのは新しいことを発明する力ではなく、モノやコトに新しい『価値』を見出すことであり、君たちにはそういった価値を付加する力を磨いていてほしい」と締めくくられました。

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