ネットとの安全なつきあい方 ~情報モラル講演会(1年生)~
■2020-08-05
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8月5日(水)の2時限目、兵庫県警察本部生活安全部少年課 神戸西武少年サポートセンターより講師の方をお招きし、1年生を対象に情報モラルに関する講演をしていただきました。
・インターネットは非常に便利なものである
時間や場所など関係なく、いつでもどこでも利用することができます。誰とでも簡単につながることができ、世界中の人と情報交換ができます。
・便利な反面、たくさんの危険が潜んでいる
ネットは匿名性が高く、無責任な発言をする人が多い傾向にあります。相手と対面していないため、ついついエスカレートしてしまうこともあります。文章でのやり取りでは感情が伝わりにくく、文字だけが独り歩きしてしまうことも。
・オンラインゲームやSNSに依存してしまうと…
相手からのメッセージが気になってスマホが手放せなかったり、夢中になりすぎて朝と夜が分からなくなってしまいます。そうすると、日常生活ができなくなり学校や仕事に行けなくなってしまいます。
・SNSを使用した犯罪が急増
最近は年齢に関係なく、SNSを使用した犯行が急増しています。その多くが、いたずらや悪乗りがエスカレートし限度を超え、犯罪行為に至ってしまったものです。
・インターネット上での「炎上」
社会が自己中心的なアピールに激怒し犯人探しが始まり、特定されてしまえば一気に非難のコメントが殺到します。その結果、SNS等の個人情報から本人だけでなく友達や家族、通っている学校や会社など、周りの多くの人に迷惑が掛かってしまうことになります。
・個人情報はネットに載せない
ネット上でのトラブルを防止するためには、SNSや知らない人とのやり取りで個人情報を教えないことが大事です。1度個人情報が流れてしまえば悪用されたり、犯罪の被害にあう可能性があります。個人と特定できる写真や情報は絶対に載せないようにしてください。
講演の最後はこのような言葉で結ばれました。
「もし皆さんの身に何かあった場合、早い段階で対処すれば犯人にこぎつけることができ、拡散を防ぐことができる可能性が高まります。1人で解決しようと思っても、事態を悪化させてしまうことになりかねません。ですので、何かトラブルに巻き込まれてしまったときはすぐに先生や家族、警察などの大人に相談してください。
今日お話ししたような事例は、実際に皆さんの近くで起こっていることです。他人事ではありません。これから夏休みに入り、楽しいこともたくさんあると思いますが、こういう危険性があるということも頭の片隅に置きながら過ごしてもらえたらと思います。」
今日の講演会で、生徒は改めてネット世界の恐さや言葉の重み、軽はずみな行動がどれだけの結果を招いてしまうかということを再認識することができました。実際にあったネットでのトラブルの事例を挙げながら、わかりやすい講演をしていただきありがとうございました。