神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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AIに負けない力は「感動を与える力」~経営者によるレクチャー②(特進Sコース)~

2020-07-15

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 7月15日(水)の6校時、1年生特進Sコースの生徒を対象に、一般社団法人関西ニュービジネス協議会の副会長で、八戸ノ里ドライビングスクールの代表取締役でもある谷岡樹氏に講師として第1回目に引き続きお越し頂き、全6回のうち第2回目となる「16歳からの起業塾」というテーマの授業が行われました。

 最初に、近年かなりの勢いで進化し、私たちの仕事をも奪おうとしているAI(人工知能)について話がありました。実際の活用事例として、AIの画像解析でマグロの選別を行う技術や自動運転技術、映画・ドラマのサブスクリプションサービスであるNETFLIXにおいて、それぞれの好みに合わせて映画やドラマをお勧めしてくれる機能などが取り上げられました。そして、最近のAIは深層学習(ディープラーニング)を行うことで、人間が教えなくても自らルールを生み出せるようになっており、2045年にはシンギュラリティ(=AIが人間を超えること)が予想されているため、今回のコロナ騒動がなかったとしても、生徒たちが20歳、30歳になって社会に出る頃にはこの『シンギュラリティ」によって社会は大きく変わっているということを、スライドを使いながら説明されました。また、そのような社会の中でAIに負けないためには、「感動することを忘れず、感動を与えることが大事」だと話されました。

 続いて、前回の授業で企業の理念を調べるという宿題が出されていましたが、生徒が取り組んできた内容について触れ、ある生徒が調べてきたパナソニックについて「新製品(ドレッシング)の立ち上げにクラウドファンディングを使ったり、パナソニックの家電製品のみを置いた民泊施設を作るなど、様々なことに挑戦している」といったブランド戦略についてや、パナソニックの創業者である松下幸之助の歴史について、より掘り下げた解説が行われました。

 最後に、「ビジネスの種を見つける」ということで、普段不満に思ったことやもっと便利になればいいなと思ったことを5個以上見つけてくることが宿題として出されました。講師は「不満はビジネスにつながる。2学期にはディスカッションで見つけてきた不満を解消し、ビジネスモデルを実際に作っていくが、そのためには今まで学んできた『起業家マインド』や『企業理念』などの考え方が大事になってくる。今回の宿題にも頑張って取り組み、できるだけ多くの不満を見つけてきてほしい」と締めくくられました。

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