有意義な冬休みを ~2学期終業式~
■2019-12-20
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9月2日にスタートした2学期も、本日無事に終業式を迎えることとなりました。2学期は体育大会・北海道への修学旅行・入社試験・大学入学試験に芸術鑑賞(宝塚大劇場)など、盛りだくさんでした。全生徒が体育館に集合し校歌斉唱の後、学校長から「冬休みを迎えるにあたって」の講話がありました。
「今年も残すところわずかで大晦日です。この時期は忙しくなるので、普段以上にお手伝いをするなど、家庭内での自分の存在感を高めると共に、日頃の感謝の気持ちを込めて親孝行をしてください。社会生活を営み、人生を送る上で大切なことは「自分が家族や学校・社会で役に立ち、頼りにされる存在である」という自己存在感、またその反対に「自分は多くの方にお世話になって生活している」という感謝の気持ちだと思います。また、自己存在感と同様に、自己肯定感も大事です。「自分は価値ある人間だと思う」という質問に肯定的に答えた日本の高校生の数が、外国と比べて3~4割程度低いというデータがあります。この結果は日本人の考え方の謙虚さの現われともいえると思いますが、自己肯定感を高く持つことも大切だと思います。
それでは、どんなことで自己肯定感が高まるかですが、例えば「将来の目標が明確になった」「勉強が好きになった、面白くなった、分かるようになった」「友達と楽しく話せた」「出来たという達成感を得た」「失敗を恐れないで新しいことに挑戦できた」などがあげられます。自己肯定感とは、自分を認める力、自分の価値や存在など様々な自分を受け入れられる感覚のことです。自己肯定感があれば、人生で困難に直面した時、前向きに生きる力の源になります。
冬休みは17日間ですが、時間を上手に使わないと、何となく日が過ぎてしまいます。「物事を始めようと思ったら、すぐに実行に移すのが良い」という意味の「思い立ったが吉日」という言葉があります。今日出来る事を先延ばしにしないで、思いついたことや、やるべきことは気づいたらすぐに行うようにすることによって、時間を有効に使い、有意義な冬休みにしてください。
最後に、人間は高等動物です。それが故に悩むことがあります。困ったことや、悩むこと、迷うことが生じれば、先生や人生の先輩に相談して解決してください。一人しかいない自分、一度しかない人生です。自分を大切にして有意義な人生を歩んでください。冬休み中には、クリスマスやお正月がありますが、浮かれすぎて問題行動や事故を起こさないようにし、出来るだけ規則正しい生活を送り、健康に留意して3学期には全員元気で登校してくれる事を願って、2学期の終業の言葉とします。良い年を迎えてください。」