神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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ニュース・部活動情報

学園創立90周年記念式典を行いました

2019-11-25

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 明日11月26日は熊見学園の創立記念日です。今年で90周年を迎えることを記念し、本日11月25日本校で記念式典を行いました。最初に学校長より講話がありました。

 「本学園は、昭和4年(1929年)、神戸市長田区において「神戸実践女学校」と「昭和幼稚園」が、創造者熊見直太郎先生によって創造されたのが始まりです。神戸星城高等学校の前身である「神戸実践女学校」は女性も男性と同じように社会で大いに活躍すべきであるという創造者の考えのもとに、「社会で役立つ実践的な人間を育てる」という建学の精神を基盤として創立されました・同時に創立された「昭和幼稚園」は、「幼児期こそ人格形成の基礎を培う最も重要な時期である」との創造者の信念のもと、幼稚園教育の歴史と伝統を築いてきました。阪神・淡路大震災による諸事情でやむなく昭和幼稚園を平成9年(1997年)3月で休園としましたが、「のびのびとした園生活を通して、健やかな心と体を育てる」という教育理念は、平成5年(1993年)に東灘区六甲アイランドに設立した「夢の星幼稚園」に受け継がれ、27年目を迎えています。

 学校法人熊見学園は、昭和18年(1943年)に法人が設立された11月26日を創立記念日と定め、明日創立90周年を迎えることになりました。高等学校は、平成7年(1995年)1月17日の阪神淡路大震災の諸事情により、須磨区の現在の場所に校舎を新築し、神戸女子商業高等学校の校名を平成10年(1998年)に神戸星城高等学校に変更しました。翌年平成11年(1999年)に男女共学の特進コースを設置し、男子生徒が年々増え、特進コースにおける男女比はほぼ同数となっています。そして、進学・就職ともにすばらしい実績を上げているのは皆さんも知っている通りです。昨年度の就職内定率は100%、進学では国公立大学44名と全国の商業高等学校の中で国公立大学の合格者数が8年連続1位となっています。

 本校は時代の一歩先を見据え、新しい時代に対応して、商業教育を行っている兵庫県唯一の私立商業高校であり、日本で最大規模の商業単独校です。商業科だから出来る、また商業科でないと出来ない学習を通し、社会で活躍できる力と豊かな人間性を身につけることが出来る高等学校として歴史と伝統を刻んでいます。日本の将来を担っていかなければならない生徒の皆さんは、新しい時代に必要な資質・能力、すなわち時代の変化に対応できる新しい知識や能力を身につけていくことが重要になります。新しい時代というのは、IoTやAIなどの最新のテクノロジーを活用した便利な社会といわれるSociety5.0ということです。AIは、今ある仕事の約半分の仕事の代わりをしていくと予測されています。AIが発達しても、AIには出来ない、あるいは苦手な分野があります。それは、自分で考えて意見や考えを話したり、新しいものを生み出したり、相手にあわせて会話をしたり、「思いやり」や「いたわりの心」を持つことです。すなわち、本校の教育方針のひとつである「人間らしさ」が大変重要な時代になってきます。

 皆さんは、人と人との会話を大切にし。人間にしか出来ない生活をし、出来るだけ多くの生身の体験をし、「人間らしさ」を生きることによって、AI時代に活躍できる人間になってくれる事を願って、本学園が創立90周年を迎えるにあたっての式辞といたします。」

続いて、生徒会長よりお祝いの言葉が贈られました。

 「私たちが通う神戸星城高等学校は、今年で創立90周年という節目の年を迎えました。このような記念の年を在校生として迎えることができて、生徒一同大変うれしく思います。また、歴史の長さを振り返り、あらためて神戸星城高等学校の生徒である事を誇りに思います。中学生のとき、充実した教育システムを持つ神戸星城高等学校を多くの先輩方が卒業し、社会で活躍されている事を知りました。そして、自分も自信を持ち、堂々と社会に出たいと思い、入学してきました。実際に神戸星城高校生になり、先輩方が受け継ぎながら築いてくださった校風のもと、あたたかく見守ってくださる先生方の役立つ教育、良志久の教育、健康教育の建学な精神を取り入れた指導や社会で役立つ実践的な教育を念頭に置いた指導を真摯に受け止め、学ぶことで、自分で考え、自分で行動できる自供の精神が少しずつではありますが育っている事を実感しています。これは私だけの話ではなく、多くの神戸星城高校生が感じていることではないでしょうか。

 今年の学園祭ではテーマを「Revolution~星城生の青春革命~」と名づけ、90周年を「革命の年」と位置づけ、高校生活をさらに充実させ、新たな時代への一歩を踏み出しました。体育大会では、10年以上続く3年生の演技「ソーラン節」を見て、想像以上の迫力と熱気に包まれました。一心不乱に舞う姿は、3年間の集大成を感じさせる演技で、まさに息を呑むものであり、生徒全員が自然にこれまで続いてきた伝統を繋いでいこうという想いを抱かせるものでした。

 しかし、私たちは伝統を築いていくだけではいけない、と考えています。新たな挑戦に恐れず、貪欲になり、新たな時代を築き上げていこう、と強く思っています。90周年というのは喜ばしい節目の年でもありますが、100周年という大きな目標への通過点でもあります。神戸星城高校生一同、自供の精神を常に意識し、自らが明るい未来へ導いていけるよう、取り組んでいきます。今後も先生方や先輩方、そして私たちの日々の努力が実を結び、神戸星城高校が更なる発展を遂げていく事を祈り、創立90周年のお祝いの言葉といたします。」

 また、育友会長、同窓会会長からいただいた祝詞を披露いたしました。最後には音楽部とダンス部による素晴らしい演技が披露され、記念式典は終了しました。生徒全員には、記念として90周年と書かれた三色ペンが贈られました。

本校では90周年を記念し、以下の事業・行事を行う予定です。

記念事業
 男子運動部部室兼倉庫建築(1月頃完成予定)
 体育館トイレ改修及び製氷機・男女兼用トイレの設置(1月頃完成予定)

 → 記念事業の寄付として、「神戸星城高校へのふるさと納税」の協力をしていただけると幸いです。

同窓会90周年記念総会・祝賀会
 日時 11月30日(土)12:00~14:00
 場所 神戸飯店

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