神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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第4回経営者によるレクチャー ~特進Sコースの特別授業~

2019-10-30

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 10月30日(水)の6時限目、一般社団法人関西ニュービジネス協議会の副会長で、八戸ノ里ドライビングスクールの代表取締役でもある谷岡樹氏に講師として引き続きお越しいただき、第4回目となる「16歳からの起業塾」というテーマの授業(全6回)が行われました。

 今日は、前回行った「マーケティング」に関する授業内容を復習しながら、「サッカーボールを5000円で売るにはどうするか」といった質問に対して生徒から出た意見「おまけをつける」「高級感のある包装にする」「教えるサービスをつける」をもとに、実際にその方法で企業がどのようにマーケティングをし、商品を売っているかなどについて授業をしていただきました。その中でお話された内容を紹介いたします。


「グリコのキャラメルのお菓子についているおもちゃは55億個作っており、創意工夫の歴史がある」
「ワインボトル入りの手積み高級茶など、中身だけではなく売り方を工夫すれば買う人はいる」
「iPhoneの箱を開けるのに7秒もかかる理由 → 一目惚れするときに見る時間は5~7秒を意識している」
「サッカーのリフティングができるようになるまで教えてもらえるサービスをつける」
「起業するときやビジネスプランを考えるときは、どうやって有名になるか、儲けるかなどではなく、まず何を理念にするかを考える」
「高くても良いものであれば、お金を出す人は一定数いる」
「お金の価値は、買う人の「用事」で変動する」
「ものを買うたびに、なぜ自分がそれを選んだか、買う事を決めたかについて考えてると買い物が面白くなる」

 これを踏まえて「自分が本屋を経営していると仮定して、Amazonに対抗する戦略を考える」というお題がだされ、生徒同士で2人ずつペアになり、どうやってAmazonにはない付加価値をつけるかを話し合って考えました。生徒からは「次巻の予告をつける」「サイン本などを置く」などのアイデアが挙げられ、講師からは実際に行われている取り組みとして試し読みとして椅子や机を設置するジュンク堂、料理本の横で料理を実践し、本だけでなく料理に必要な具材なども売っており、体験型書店としてもはや本目当てで来店するわけではないという大人気の台湾の誠品生活書店などの紹介がありました。

 最後に、グリコの創業者である江崎利一氏の言葉「商売は2×2=5」を紹介され、「2×2が4なのは当たり前のこと。常にプラス1をして5にする事を考える。普段の生活からそのプラス1が出来るかできないかで、その後の結果は大きく変わる」、「これを学校生活に置き換えると、テスト前、受験前にいつもの2倍以上勉強することは当たり前のこと。日頃からプラス1のことができると大学の選択肢や将来への道が広がっていく」と自分たちにも今できることがあるのだと痛感させていただけるお話で締めくくられました。

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