神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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ニュース・部活動情報

人工知能について学ぶ「ITエレクトロニクス講座」 ~特進Sコース~

2019-10-19

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 19日(土)、特進Sコースの1年生は情報処理授業の一環で、「IT・エレクトロニクス講座」を行いました。JEITA 電子情報技術産業協会より講師の方にお越しいただき、「コンピュータの進化と人工知能」をテーマにお話をいただきました。

 まずはコンピュータって何?という基本的なところから、コンピュータの歴史や日常生活で使う電気製品の多くがコンピュータで動いているということ、そしてそのコンピューターの実体である半導体チップについて教えていただきました。その半導体チップで動いているものの中から身近なものとして電卓を例に、計算を処理する仕組みなども解説されました。

 続いては人工知能についての内容で、最初に人工知能を搭載したロボットが登場するアニメ「鉄腕アトム」から、人工知能とはどういったものかというのを考えるところから始まりました。人工知能にはひとつの役割に特化した「特化型」と「汎用型」があることや、一般機器のプログラムとAI機器のプログラムの違い、人工知能を支えるCPU(Central Processing Unit :中央処理装置)の進化、実際に人工知能が身の回りで活用されている事例などをご紹介いただきました。また、10~20年後にはAIの進化によって仕事にも変化が起こり、今とは必要とされる仕事が変わってくるため、想像力やコミュニケーション力等の考える力が必要とされるなど、この先AIが発達した時代で求められる能力についても話されました。

 最後は人工知能を体験しよう!ということで、スマートスピーカーやポケトークといった製品に実際に触れ、人工知能の仕組みや、どういったことが出来るのかを実体験を通して学びました。その中で、スマートスピーカーはひとつのAIがすべで処理しているわけではなく、様々なAIで別の処理をしているので「汎用型人工知能」ではなく、「特化型人工知能」であるといった話もありました。

 今回の講座は、人工知能の仕組み・特性を理解し、AIと共存する将来の世の中で自分がどうするかを考える良い機会となりました。生徒には、今後AIが発達しても必要とされる能力を身につけられるよう、取り組んでいってほしいと思います。

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