命の大切さを学ぶ授業
■2019-08-22
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学年登校日の22日に「命の大切さを学ぶ授業」と題し、講演会が行われました。最初に兵庫県警察本部の方から「被害者支援について」の講話がありました。
「皆さんは警察の仕事というと何を思い浮かべるでしょうか。おそらくほとんどの人は治安の維持や犯罪者の取締りなどを想像すると思いますが、そのほかにも被害者支援という仕事があります。被害者支援とは、犯罪に合った被害者の心の負担を減らすためにサポートすることです。臨床心理士がカウンセリングをしたり、一人で裁判所や病院へ行きにくい人に同行したりする場合もあります。被害者になるのは特別な人というわけではなく、誰でも可能性はあります。そして、加害者がいなければ被害者もいなくなります。皆さん自身の心がけで加害者や被害者に絶対にならないようにしてください。」
被害者支援についての話に続いて、「みなさんにとって大切な人は誰ですか」との問いかけから犯罪被害者遺族の坂口真弓さんの講話が始まり、残された遺族としてのご自身の体験から、本校生に「命の大切さ」を話していただきました。
「皆さんには絶対に被害者にも、加害者にもなってほしくありません。周りに被害者の人がいたら、その人の気持ちを正しく理解しようとしてあげてください。被害者に寄り添う気持ちを持てば、結果的に命を大切にすることにつながります。」
最後に坂口真弓さんは、「命があるから生活があり、今ある毎日の生活は命があるからこそです。大切な人がいて、傍にいてくれるということは当たり前のことではありません。これから嫌な事、つらいこともあると思いますが、自分の心の中の『芯』となる存在にたくさん出会って、自分自身も誰かにとって『芯』となる存在になり、大切な人の笑顔を守れる人でいてください」と結ばれました。