税について学ぶ ~租税教室~
■2019-08-02
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8月2日(金)、近畿税理士会より講師の方にお越しいただき、3年生の受講希望者を対象に、税金の必要性や種類について理解を深めることを目的として「租税教室」を行いました。まず、税金の必要性や50種類にも上るといわれる税の種類、税の役割と国の財政、外国と日本の税制度の違いなどを説明していただきました。グループディスカッションでは、「すべての政策を実行するにはお金が足りない。どうすればよいか。また、その解決策を実行するにはどうするか」をテーマに生徒同士で話し合いました。生徒からは「所得税を増やす」「タバコなど嗜好品にかかる税金を増やす」「マイナンバーカードを使って所得によって税率を変える」などの意見が上げられました。
後半は税理士と公認会計士の仕事についての内容で、税理士の仕事は企業や個人の納税を専門家としてサポートする税金のプロフェッショナルであるということ、公認会計士は企業等の決算書のチェックなどを行っており、透明性のある社会・経済を築くために重要な仕事であると教えていただきました。また、近年進化を続けているAIとの関係についての話もあり、事務処理などの単純作業はAIが行うことになっても、専門的知識に基づいた助言・指導などは人間が必要になることからAIに取って代わる可能性は低く、逆に公認会計士においては負担が軽減されることでより質の高い監査を実現し、今よりさらに魅力のある職業にできると話されました。
身近な例を挙げながら丁寧に分かりやすく説明していただき、この租税教室は近い将来納税者となる生徒にとって、税金の種類や仕組み、また税金がどのように使われているのかを知ることで日本の財政の現状についても理解することができ、非常に有意義なものとなりました。