ご卒業おめでとうございます。 ~第60回卒業証書授与式~
■2017-02-23
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2月23日(木)、午前10時より、講堂にて「第60回卒業証書授与式」が挙行されました。厳粛な雰囲気のなか「君が代」斉唱から始まり、卒業証書・賞状授与に校長先生の式辞と続きました。
「梅の香り漂う今日の佳き日、平成28年度の卒業授与式を行うことができたことを、誠に嬉しく思います。本校は昭和4年に創立されて以来、約2万9千人の卒業生を社会に送りだし、八十七年の歴史と伝統を刻んでまいりました。学校制度改革により昭和三十三年を第一回卒業証書授与式とし、本日ここに第六十回卒業証書授与式を厳粛に挙行する運びとなりました。18年前に大学進学を目指す特進コースを設置し、男女共学学校として新たな出発をした本校は、着実に根をおろして発展・進化しております。
卒業生の皆さんは、教科の学習はもとより、ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事を通じて友だちや先生とつらいことや苦しいこと楽しいことを分かち合いました。また、検定資格を取得し、ビジネスの学習を通して経済社会の仕組みを学び、情報処理を通して情報活用能力を培い、簿記会計を通して計数管理能力を身につけ「社会に役立つ」基礎力を養いました。今年度も進学においては有名難関大学等に多数合格し、就職においては各企業より内定を得て社会の荒波の中へ飛び込んでいくことになりました。皆さんが今後生活していく社会は、人口知能(AI)の発達により、なくなる職業と新しく生まれる職業が出てくるなど大きく変化していきます。このような変化する社会の中で、自分が興味を持っていることや、やりたいと思っていることに自分の新しい考え方で挑戦していくことが大切です。楽しい心うれしい心、感動の気持ちを持って脳を活性化させプラス思考で目標や夢に向かって努力し幸せをつかんでください。」
来賓、育友会会長、同窓会会長からそれぞれ祝辞をいただきました。本校が海外教育研修でお世話になっているアメリカ合衆国カルフォルニア州モントレイ市長、サンタカタリーナスクールの校長先生からの祝詞を副教頭先生から披露しました。
在校生代表して2年生生徒会長が、送辞をのべました。
「私達在校生にとって、先輩方はどんな時もお手本でした。本校に入学し、何もわからない私たちにやさしく言葉をかけてくださいました。学園祭の巨大オリヅル製作の時も、夕方遅くまで一緒に取り組んでくださいました。体育大会の学年演技のソーラン節に圧倒されました。先輩たちの伝統を引き継ぎ精一杯頑張りますので、神戸星城高校に戻って私達を叱咤激励してください」
卒業生366名を代表して前生徒会長が、答辞を述べました。
「このような壮大な卒業式を挙行していただき、心から感謝申しあげます。3年前の入学式、高校生活は期待と不安で始まりました。2年生の北海道修学旅行では北海道の大自然とアイヌ文化に触れ、札幌に小樽の班別自由行動も思い出に残っています。そして責任と自覚を意識しました。学園祭前には、遅くまで残り模擬店準備に取り組みました。体育祭では、学年が一つになって演技したソーラン節も思い出です。気づけば周囲には支えてくれる人がいたのです、それは家族・先生方に友人です。三年生がこうして集まるのは最後の日ですがお別れではなく、私は今日が始まりでありスタートラインと思いたいのです。これからの人生を、神戸星城高校が母校であることを誇りに歩んでいきます」と、涙でつまりながらも力強く結びました。
卒業生退場の前、会場内が暗闇となり卒業生自らが企画したサプライズ・セレモニーが始まりました。代表生徒の「卒業生、まわれ右」の呼びかけに続き、保護者席に「18年間の感謝の気持ちです、ありがとうございました。これからも、精一杯夢に向かって努力します」
ステージでは卒業生366名の幼い頃のスナップ写真がつぎつぎ写りだされ、クラス代表生徒が担任の先生に花束に感謝の言葉を添えて手渡しました。卒業生の「ありがとうございます」の言葉に、涙目で手を振る保護者の姿に感動をいただきました。こうして三年生は未来に向けて本校を巣立っていきました。
本日はおめでとうございます、今後とも本校教育にご理解ご協力をお願いします。
最後に、校長先生が卒業生に送った言葉を紹介します。
本校に縁があって集まった仲間たちとの思い出を大切にし、卒業後も友情を育み生涯の友としつき合ってほしいと思います。神戸星城高校に学んだという自負を持って、未来に向かって積極的に歩んでいってください。これからの人生、困難に出合うこともつらい思いをすることも悩むこともあるでしょう。迷ったり悩んだりした時は、いつでも母校を訪ねてきてください。元気な姿を見せに戻ってくるとともに、後輩の指導にも来てもらいたいと思います。本日はご卒業おめでとうございます。
本年度の進路決定者
進学予定者 264名
国公立短学・大学 56名
私立大学 207名
私立短期大学 15名
各種専門学校 75名
就職予定者 101名(内定率 97,5%)
(うち公務員 兵庫県警察 1名 防衛省 自衛隊 1名)