神戸星城高等学校 KOBE SEIJOH High School 一生モノの輝きを、十八才までに育む。

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ニュース・部活動情報

第61回 卒業証書授与式 ~あらうれし 自彊の園に梅かおる~

2018-02-23

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 午前10時より、講堂にて「第61回卒業証書授与式」が挙行されました。厳粛な雰囲気のなか「君が代」斉唱から始まり、卒業証書・賞状授与に校長先生の式辞と続きました。

 「梅の香り漂う今日の佳き日、平成29年度の卒業授与式を行うことができたことを、誠に嬉しく思います。本校は昭和4年に創立されて以来、約2万9千人の卒業生を社会に送りだし、八十七年の歴史と伝統を刻んでまいりました。学校制度改革により昭和三十三年を第一回卒業証書授与式とし、本日ここに第六十一回卒業証書授与式を厳粛に挙行する運びとなりました。19年前に大学進学を目指す特進コースを設置し、男女共学学校として新たな出発をした本校は、着実に根をおろして発展・進化しております。

 卒業生の皆さんは、教科の学習はもとより、ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事を通じて友だちや先生とつらいことや苦しいこと楽しいことを分かち合いました。また、検定資格を取得し、ビジネスの学習を通して経済社会の仕組みを学び、情報処理を通して情報活用能力を培い、簿記会計を通して計数管理能力を身につけ「社会に役立つ」基礎力を養いました。今年度も進学においては有名難関大学等に多数合格し、就職においては各企業より内定を得て社会の荒波の中へ飛び込んでいくことになりました。

 今、平昌で冬季オリンピックが開催されています。私たちは、スキージャンプのレジェンド、葛西紀明選手(45歳)のオリンピック出場に勇気をもらい、日本は現在のところ冬季オリンピック最高の11個のメダルを獲得し、オリンピックは私たちに多くの感動を与えてくれています。私たちはなぜオリンピックのアスリートたちの活躍を見て感動するのでしょうか。それは私たちにとっても大いに参考になり、「何かをやろう」と気持ちを起こさせる力と「生きる意味」のインスピレーションともなる生き甲斐が現れているからではないかと思います。夢のような目標に向かって技を磨き、体力を高め、運動能力を積み上げることで、初めてオリンピック出場が可能になります。遠い目標を目指して努力するという生き方は、私たち一人一人にとって一つのインスピレーションとなります。

 皆さんもこれからの学生生活を送る中で、また会社等で仕事をする上で、難しいことや苦しいことに取り組まないといけないことがあるでしょう。そのようなときでも遠い目標があれば毎日の努力に意味が生まれます。自分を大切にするように、人を大切にして、天より与えられた個性・特性を発揮して社会に役立つ人間になってください。」

 育友会会長から祝辞をいただきました。また本校が海外教育研修でお世話になっている、アメリカ合衆国カルフォルニア州モントレイ市長にサンタカタリーナスクールの校長先生からの祝詞も披露されました。

在校生代表して2年生生徒会長が、送辞をのべました。

 「勉強の面でアドバイスをいただいたり、時には悩みごとの相談にものっていただきました。また、部活動や生徒会活動を始め、学校生活全般にわたって優しさと厳しさ、熱意をもって私たちを導いていただきました。中でも先輩方と作り上げた星城祭の成功は、私たちの誇りとなっています。みんなの力で作っていくことの大切さを実感し、多くの笑顔が生まれたからです。そして、体育大会で先輩方が披露してくださったソーラン節は圧巻でした。学年が一つになり、気持ちのこもったその演技は、観る者すべてに大きな感動を与えました。今でもその雄姿が忘れられません。3年生になり、お見かけする先輩方は進路実現を目指し努力されていました。その姿は、真剣そのものであり、厳しさにあふれていました。私たちも先輩方に負けないよう、夢に向かって努力してまいります。」

卒業生377名を代表して前生徒会長が、答辞を述べました。

 「このような盛大な卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。期待と不安を抱きながら校門をくぐったあの日から早三年がたちました。この学校で過ごした三年間の思い出が次々よみがえってきます。入学してすぐに行われた宿泊オリエンテーションでは、しっかりとした星城生になるために厳しい指導を受けました。繰り返し練習する中で、クラスが一つにまとまり、クラスメイトは同じ目標に向かって頑張る仲間に代わっていきました。2年生で行った北海道への修学旅行は、10月だというのに初雪を見ることができ、改めて神戸との違いを感じることができました。3年生になり、最後の学園祭では、最高に楽しむために模擬店の準備や写真アートの作成など、クラス一丸となって協力し合いました。体育祭では、3年生全員でソーラン節を踊りました。みんなで「最高の演技にする」という目標に向かい、練習に励みました。最後の学年行事であるテーブルマナーでは、先生方へ心を込めたサプライズ動画を送ることができました。行事はどれも楽しく、心の中に刻まれた数々の思い出は決して色あせることはありません。このように充実した3年間を送ることができたのは、家族や先生方のおかげです。私たちは今日、神戸星城高等学校を卒業します。この制服を着て仲間と過ごすのも今日が最後です。新たに広がる世界に期待を持つ反面、不安な気持ちもあります。しかし、この学校で培った友情と学んだことを胸に刻み、どんな困難も必ず乗り越えていきます。」

 卒業生退場の前、会場内が暗闇となり卒業生自らが企画したサプライズ・セレモニーが始まりました。代表生徒の「卒業生、まわれ右」の呼びかけに続き、保護者席にむかって「旅立ちの日に」の斉唱から始まりました。そして、最後にクラス代表生徒が担任の先生に花束を感謝の言葉を添えて手渡しました。「ありがとうございます」の言葉に、涙目で手を振る保護者の姿に感動をいただきました。こうして三年生は未来に向けて本校を巣立っていきました。

本日はご卒業本当におめでとうございます!


※本年度の進路決定者
就職内定状況
 就職予定者    95名(内定率97.6%)
 進学予定者    276名
  国公立大学    58名
  国公立短期大学  4名
  私立大学     226名
  私立短期大学   11名
  各種専門学校   67名



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