震災追悼の日を迎えるにあたって ~避難訓練・任命式~
■2018-01-12
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1月12日(金)、いつ起こるかわからない地震・火災に備え「安全確保・避難経路の確認・迅速で正確な点呼」を実施目的に避難訓練が実施されました。
午前9時7分緊急地震速報=校内放送により各教室で、シェイクアウト訓練(地震揺れへの緊急対応訓練)の後、体育館へ避難しました。体育館に移動完了5分44秒・全学年点呼完了7分44秒で訓練は終了しました。(前回6分07秒・点呼完了9分08秒)
平成7(1995)年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災によって、失われた尊い命の冥福を祈り全員で黙祷をささげました。
学校長から震災と任命式の講話がありました。
・「震災追悼の日を迎えるにあたり」講話
5日後の1月17日は忘れもしない阪神・淡路大震災から23年を迎えます。この日は「防災とボランティアの日」と定められていると同時に、兵庫県では「ひょうご安全の日を定める条例」に基づき、阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承すると共に、県民の参画のもと1月17日は「ひょうご安全の日」にふさわしい様々な事業に取り組んでいます。
風化しがちな防災意識を新たにすると共に、震災の経験と教訓を発信し、1・17を忘れずに語り継ぐため、「1・17のつどい」「1・17ひょうごメモリアルウォーク」「防災訓練」などが行なわれます。これらの行事は、震災で亡くなられた6434人の方々を追悼すると共に、震災で培われた「絆・支え合う心」「優しさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくものです。
災害はいつどこで発生するか分かりません。地震調査委員会によるとマグネチュード8~9クラスの南海トラフ地震が今後50年以内に90%以上の確率で発生すると予測しており、私達は平素より自然災害や火災・水害などの様々な緊急事態から、自分達の安全を守るために、迅速・的確に対応できるようにしなければなりません。防災あるいは減災に努めるとともに、大震災によって犠牲となられた尊い命が奪われ、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りして、震災追悼の話と致します。
・「3学期の学級委員任命式」講話
学級委員に選ばれた人は、自信を持って学級のリーダーとして、積極的に活動してください。今回学級委員でない人は、選んだ責任を持って学級委員に協力して、より良い学級づくりに取り組んでください。そして、お互いにクラス仲間を大切にし、お互いの違いを認め、お互いの良さを尊重して、縁があって集まった者同士、一生の友としての良い人間関係を作り、明るく楽しい高校生活を送ってください。
私達は一人で生きているのではありません。多くの人のお世話になり、助けたり助けられたりして、大勢の人とコミュニケーションをとり、人間関係を大切にして、社会という集団の中で共生しているのです。人は、他の人からいろいろな所でお世話になっています。その逆に自分は何かのことで人の役に立っているという意識を持って、学校・社会の中で生活してください。このような意識を持ち、毎日を過ごせば幸せで充実した日々を送ることができます。
3学期というのは、最も短い学期です。3年生は大学などの上位学校、実社会という大人社会において堂々と行動できるように、様々な困難を乗り越えていく力と礼儀正しさなどの品性を身につけて下さい。1・2年生は、4月に入学して来る新入生の模範になれるよう人間性を磨いて下さい。
皆さんがそれぞれの目標を実現でき、成果のあがる年になると共に、より良い人間関係のあるクラスづくりができることを期待して、学級委員任命式の話とします。