「内定が出てからの学校生活」~3年生最後の就職講座~
■2016-12-20
写真は、自動的にスライド表示されます
(ドラッグしてスライドも可)
20日(火)の学年登校日の午後、大会議室で平成28年度最後の就職講座が行われました。学校依頼で就職試験に挑戦し、内定を獲得した3年生74名が参加しました。(就職試験内定率 92.5%)
「内定を勝ち得てよかったという安心感と同時に不安はないでしょうか。あと3か月もすれば新しい環境・職場で、社会人としてやっていかなければなりません。残りの学校生活で、今何が必要で何をしなければならないか、社会人になってトラブルに巻き込まれないために、講師をお招きしました。」との言葉から講座は始まりました。
(財)兵庫県雇用開発協会 ひょうご・しごと情報広場 若者しごと倶楽部 キャリアマネージャーの山本直美先生をお招きし、「知って役立つ労働法 Q&A(厚生労働省)」をテキストに「内定が出てからの学校生活」との内容で講演を頂きました。
- なぜ人は働くのか、それは幸せになるため。幸せになるためには、自分でできることは自分でしなければならない。
- 現代の日本ほど「働く女性」を、求めている時代は過去にはない。社会が国家が「女性が働く時代」に突入しているが、「理想の働く女性」には見本がなく誰も教えてくれない。現代は、仕事に対する理解・知識を自分で知る時代。
- 卒業までに身につけておくべき能力は、判断力・要約能力を含むコミュニケーション能力が求められている。どのようにすれば、コミュニケーション能力が向上するのか。(1)挨拶・目を見て話す・適度な相槌(2)敬語の習得(3)新聞・ニュースなどで幅広い知識で雑談力を向上させる(4)マナー、秘書検定などの本を一読しておく。
- 職場の悩みは人間関係であり他人との距離感で、距離感は「練習」すればできる他人との違いを知り、自分自身がその違いを受け入れること。
- 何の能力がなくても採用してもらえるのは新卒だけ。3年以内に辞めた場合の転職はかなり難しい。なぜなら、3年働いて初めてスキル・経験が身に付くもので、秀でた能力がなければ普通は雇ってくれない。
また、年賀状の書き方についても、具体的にアドバイスもしていただきました。この就職講座も今回で10回目(最終回)となりました。この就職講座を振り返ると、就職指導地区担当職員との面談から始まり、就職ガイダンス・キャリアシートの作成・履歴書の書き方・礼法の実践・面接試験ビデオ・模擬面接会・一般常識テストなどを行い、生徒たちが成長してくれた結果、現在74名が内定を勝ちとることができました。
また、国公立大に合格した生徒などセンター試験を受験する約60名の生徒は、大学センター試験対策講習(12/13~28)を受講しています。
3年生は高校生活の考査も残り2回(冬休み課題考査・学年末考査)となり、「立つ鳥、跡を濁さず(=飛び立つ水鳥は、跡の水を濁さずきちんとする)」との諺があります。正面玄関のサンタ・クロースも、目標に向かって努力する人の夢を叶えてくれることでしょう。