計画を立て、有意義な春休みを ～３学期修業式・離任式～
■2023-03-17
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３月17日（金）、令和４年度３学期の修業式を行いました。１・２年生から各代表生徒への通知表授与・校長表彰の後、修業にあたって校長先生から話がありました。
◆校長先生の話
今、１・２年代表に修業を認定する通知表を渡しました。皆さんは、４月からそれぞれ学年が進み、２年生、３年生に進級し、新しく入学してくる１年生の先輩になります。先輩として新入生の模範になるという心構えを持ってください。
今年度も多くの生徒が皆勤賞・精勤賞や学業・技能優秀賞等を受賞しました。この努力は大いに誇れることです。
今年度の卒業生も大学進学において国公立大学や難関・有名私立大学等に多数が合格し、国公立大学には現時点で62名が合格しています。今年も商業高校からの国公立大学の現役合格者は全国１位となり、学校推薦による就職内定率は100％であり、５年連続となりました。
皆さんも先輩に続いて、目標に向かって全力で努力してください。２年生の進学希望者は小論文講座に出席したり、新聞を読んで知識を深めたり、自学自習に取り組み、志望する大学等の合格に向かって努力してください。就職希望者は、就職講座に出席したり、基礎学力や一般常識を身につけるなどして、希望の会社等に合格できるために必要な取り組みをしてください。
新しい学年に進級するにあたって、この春休みに次のことを心がけてもらいたいと思います。
まず「春休み中の計画を立てる」ということです。計画を立てることによって無駄な時間が減り、充実した日々が送れます。次に、健康な体を作ることです。何をするにも体力が必要です。就寝時刻、起床時刻を一定にして規則正しい、リズムの良い生活を心がけ、適度な運動をしてください。
この春休みという機会に、小説、随筆などを読んで、文学に慣れ、知識を豊富にし、自分の考えや意見を身につけ、小論文や作文が書ける力と面接に対応できる力を養ってください。そして勉強と遊びのケジメをつけ、３年間しかない高校生活の一日一日を大切に過ごすことが大切です。
また人間一人で生きていけるのではありません。誰かの世話になっています。家族や周りの人に感謝しましょう。常に「ありがとう！」という感謝の気持ちを表現して、毎日を送るよう心掛けてください。
これからの時代はAIがますます進化していき、社会はどんどん変化していきます。そのような社会で生活していくために必要なことは、
１. 文章を読み解く読解力、物事を考える思考力、適切かどうか判断する力、出来上がったものなどを表現し、発信力を身につける
２. ゼロから新しい価値を生み出す創造力、発想力、企画力を養う
４. デザインや色彩感覚などの芸術的センスなどを養う
５. ビジネスの場面において、１人で仕事を成し遂げることは不可能であるため、仲間と一緒に協力し合ってチームとして仕事ができる対人関係力を養う
などが挙げられると思います。
このような力が身につけられるように日々努力を重ねて下さい。
最後に、京セラやKDDIの創業者である稲盛和夫さんの言葉を送ります。
「現在のできる、できないで判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまで経ってもやり遂げられません。今日の成果は過去の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」
この春休み中、自分の今やるべきことは何かを考え、今やるべきことに努力し、自分の未来を切り開いていってください。全員元気で、新学期に登校してくれることを楽しみにして修業の言葉といたします。
続いて離任式が行われ、今年度で退職される先生方が紹介されました。修業式の後に行った表彰伝達式・壮行会については別の記事に分けておりますので、そちらをご覧ください。
