経営者によるレクチャー⑤ ~特進Sコース1年生~
■2022-11-17
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11月16日(水)の6校時、1年生特進Sコースの生徒を対象に、一般社団法人関西ニュービジネス協議会の副会長で、八戸ノ里ドライビングスクール 代表取締役でもある谷岡樹氏、株式会社MIWAIKEHATA 代表取締役の池端美和氏に講師としてお越し頂き、全6回のうち第5回目となる「16歳からの起業塾」というテーマの授業が行われました。
今回の授業では、前回のグループワークで考えたビジネスプランの発表を行いました。発表の前にまず池端氏からプレゼンテーションのコツを教わり、「ビジネスプランコンテストでは周りもみんな高校生で、ある程度考えが似通ってくるためプレゼン力で大きく差がつく。プレゼンの際に必要となる『人に物事を伝える力』は今後様々な場所で必要になってくるので、今回のような機会を通して発想力だけでなくプレゼン力も磨いていってほしい」と、これからプランの発表をする生徒に向けてプレゼン力の大切さを伝えました。
プレゼンテーションで大切なことを伝授していただいた後、各グループの社長を担当する生徒が、一人ずつ順番にビジネスプランを発表しました。
①映画館でポップコーンやドリンクを購入する際に、長蛇の列ができるためそれを回避するために「ムービーメベルトコンベヤー」を導入するといったビジネスプラン
②授業中長時間固い椅子に座るため疲労がたまるため、マシュマロのようにふわふわの座椅子「座っマシュマロ」を作ろう!といったビジネスプラン
③交通バスの位置情報がリアルタイムでわかるアプリ「マシュー」を開発し、バスの遅延・道路交通情報を利用者が素早く把握できるといったビジネスプラン
④スマートフォンの普及率が9割を超え、充電不足や充電スポットの需要の高まりから着想した「つり革と歩く時代:スマートつり革」を電車に導入し、つり革を充電可能なスマートフォンケースにすることいったビジネスプラン
⑤聴覚だけでなく、嗅覚をも利用した「感覚活用目覚まし」を作り、音だけでなく好きな香りが起床時間とともに
香ることでダブルで良い目覚めをサポートするといったビジネスプラン
⑥商品名はシークレット!テーマパーク内で販売されている自動販売機の飲料が非常に高価であることから、ペットボトル飲料を購入時や廃棄時に、ポイントが貯められ、ポイントごとに割引が適用されるシステムの導入といったビジネスプラン
①~⑥のビジネスプランは各班それぞれ構想し、社長がそれを全員の前で創意工夫をこらして伝えました。発表の後には谷岡氏よりそれぞれのビジネスプランの素晴らしい点や高校生らしさ、または実現にあたって考えられる問題点などについて具体的な講評があり、講評の後には実際に本校の教職員による投資額の提示が行われました。終始和気藹々とした雰囲気に包まれながら、生徒個人のプレゼンテーション力を高めることができました。
今回の校内ビジネスプランコンテストを実施するにあたって、生徒は日々の不満や「不便だ」、「もっとこういう風に改善したい!」といった出来事からビジネスのアイデアを生み出し、商品・サービスのデザインや収益を上げるための仕組みなどをグループで練り上げ、最後にそれをプレゼンとしてまとめて発表する、そういった実際に社会で行われているビジネスプランを仕上げる一連の流れに取り組みました。
ぜひこの経験を活かし、来年の全国の中高生が参加するビジネスプランコンテストで入賞を目指して頑張ってもらいたいと思います。