君たちが旅に出る理由~経営者による講演会(1年生)~
■2022-10-07
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10月5日(水)5・6校時、1年生全員を対象に経営者講演会を実施しました。一般社団法人関西ニュービジネス協議会の副会長で八戸ノ里ドライビングスクールの代表取締役の谷岡樹氏に講師としてお越しいただき、「16歳からの起業塾 番外編~君たちが旅に出る理由~」というテーマでお話をしていただきました。
まず起業に興味関心がある人はいますか?という問いに始まり、これからの激動の時代におけるビジネスの在り方、捉え方について、谷岡氏の自身の会社である八戸ノ里ドライビングスクールを例にお話しがありました。
モンスターハンターなど数々のヒットゲームメーカーの会社カプコンの創業者、辻本憲三氏の言葉「人が暮らしていく中で“必要でない”モノやサービスは一番でなくては生き残れない」があるように、ビジネスにおいても何においても、どうして「一番」にならなければないのか?業界で一番であることの重要性についてお話があった後、
もともと祖父の会社であった、学校の運動場に小さく作られた「小さな」自動車教習所が、「大阪で一番多く」の卒業生を出すために何をしたのか?について、具体的な例をもとにビジネスプランを考案する上での重要な3つのポイントを教えていただきました。
1.逆転の発想術…世の中であたりまえのことを逆から見てみる。
例:湖池屋のポテトチップス、雪見大福、クーリッシュ、漫画アプリのピッコマ!
2.掛け算の術…すでに世の中にある商品、サービスの良いところを掛け合わせて新しい価値をつくる。
例:鬼滅の刃とのコラボ缶コーヒー
3.バージョンアップの術…すでに世の中にある商品やサービスに、新しい機能や発想を付け加えることで、まったく新しい商品にする。
例:シャープの早川式繰り出し鉛筆、金鳥の蚊取り線香
以上のポイントを自身の会社であるドライビングスクールでも生かし、ほめちぎる教習所として、イメージを確立させたなどのお話をしていただきました。
最後には、人が成長するたったひとつの方法として「旅に出ること」について説明がありました。ソフトバンク社長の孫正義氏を例に、実際に旅を出ることは難しいかもしれないが、視点を変えること、異なる世界に身を置くための方法として「読書をすること」の重要性を最後に説き、講演を締めくくりました。
谷岡氏の豊富な経験から語られる興味深いお話に、生徒も熱心にメモを取りながら耳を傾けており、大変有意義な時間を過ごすことができました。今後も「時代が変化していく中でどうやって適応していくのか」、「多角的な視点を持つこと」などの点を理解し、生徒たち一人ひとりのアントレプレナーシップ(起業家精神)を養えるよう取り組んでまいります。